システムエンジニアへの就職・転職を志望している方へ｜具体的なポイントを業界関係者が徹底解説

この記事ではシステムエンジニアへの就職・転職をお考えの方に、システムエンジニアの具体的な内容を解説していきます。

システムエンジニアへ就職・転職した方が良い人＆しない方が良い人

システムエンジニアに向いてる人 

技術に興味がある

技術の進歩が著しい分野であり、常に新しい技術やプログラミング言語などが登場します。そのため、常にアンテナを張り、最新の技術トレンドをキャッチアップすることが重要です。技術に興味があり、自ら学ぶことに抵抗がない人が向いています。

論理的思考力がある

複雑な問題を解決するために、論理的思考力が求められます。複数の要素を組み合わせて問題を解決するため、論理的思考力を持つ人が向いています。また、システムエンジニアは、コンピューターが理解できる形式でプログラムを作成する必要があります。そのため、プログラムを作成するための論理的思考力も必要です。

コミュニケーション能力がある

開発チームや顧客などとのコミュニケーションが必要になります。コミュニケーション能力が高く、円滑なコミュニケーションが取れる人が向いています。開発チームとのコミュニケーションでは、仕様や進捗状況を共有することが求められます。顧客とのコミュニケーションでは、要望や問題点を明確にすることが重要です。

プロジェクトマネジメント能力がある

プロジェクトの進捗管理や予算管理などを行うこともあります。プロジェクトマネジメント能力が高く、複数のタスクを同時にこなすことができる人が向いています。プロジェクトの進捗管理では、計画通りに進んでいるかどうかを把握し、必要に応じて調整する必要があります。また、予算管理では、予算内でプロジェクトを進めるためのマネジメント能力も必要です。

【この仕事に興味がある方は！】

長期的な視野を持っている

システム開発プロジェクトは数か月から数年に及ぶ長期的なものであることが多く、長期的な視野を持つことが求められます。プロジェクトが進むにつれて、機能や仕様の変更が生じたり、問題が発生することもあります。長期的な視野を持って、問題解決や改善策を考え、開発を進めることができる人が向いています。

堅実な仕事ができる

作成したシステムに対して品質を担保することが求められます。システムの品質を確保するために、テストを行い、バグを修正することが必要です。堅実な仕事ができ、品質を担保することができる人が向いています。

自己管理能力が高い

プロジェクトにおいて自分自身の仕事の管理が求められます。自己管理能力が高く、スケジュールを管理し、作業を適切に分配できる人が向いています。また、システムエンジニアは、自分自身で問題を解決することが必要です。自己管理能力が高く、自分自身で問題を解決できる人が向いています。

英語力がある

海外の顧客とのやりとりや、英語で書かれたドキュメントの読み書きが必要になることがあります。英語力が高く、英語の技術用語を理解できる人が向いています。

以上が、システムエンジニアに向いていると言える具体的な特徴です。ただし、これらの特徴がすべて必要というわけではありません。個々人のスキルや性格に応じて、適性があるかどうかを判断することが大切です。

【この仕事に興味がある方は！】

システムエンジニアに向いてない人 

技術への興味がない人

IT技術やコンピュータに対する関心が求められます。IT業界は、技術の進化が非常に速く、常に新しい技術や開発手法が出ています。そのため、常に学び続けることが必要であり、技術に対する興味がないと、継続的な学習を行うことができず、システムエンジニアには向いていないと言えます。

論理的思考が苦手な人

複雑なシステムを設計したり、問題解決に取り組んだりするため、論理的思考力が求められます。論理的思考力がないと、問題の本質を見極めることができず、効率的な問題解決ができなくなってしまいます。

細かい作業が苦手な人

コードの修正や設定の変更など、非常に細かい作業を行うことがあります。作業が細かく、ミスが許されないため、集中力を維持しながら作業を行うことが求められます。そのため、細かい作業が苦手で、注意力が続かないと、作業の効率が落ちたり、ミスをしてしまったりすることがあります。

コミュニケーションが苦手な人

開発チームや顧客とのコミュニケーションが非常に重要です。開発チーム内では、プロジェクトの進捗状況や問題点、解決策などを共有する必要があります。また、顧客とのコミュニケーションでは、要望や仕様の確認、問題解決などが求められます。コミュニケーションが苦手で、自分の意見をはっきりと伝えられなかったり、相手の意見を聞き取りにくかったりすると、開発の進行が遅れたり、ミスが生じたりすることがあります。

【この仕事に興味がある方は！】

以上が、システムエンジニアに向いていない人の特徴です。しかし、これらの特徴が当てはまっていても、全ての人がシステムエンジニアに向いていないわけではありません。特定のスキルや能力が不足している場合でも、継続的な学習や努力で克服することができます。また、職務内容に適した環境を整えることで、その人の長所を生かすことができます。

例えば、技術への興味がない場合でも、プロジェクトの意義や目的を理解することで、自分が開発するシステムがどのような役割を果たすのかを実感し、モチベーションを維持することができます。また、論理的思考力が苦手な場合でも、問題解決の手順を整理するなどの技術的なトレーニングや、情報整理の技術を習得することで、改善することができます。

さらに、細かい作業やコミュニケーションが苦手な場合でも、ツールやアプリケーションの使用や自分なりの情報整理の方法を見つけることで、効率的に作業を進めることができます。また、自分が得意とする分野を活かせる職場環境を選ぶことで、能力を最大限に生かせる可能性があります。

つまり、システムエンジニアに向いているかどうかは、人それぞれのスキルや能力だけでなく、継続的な学習意欲や職務に対する意欲、そして適切な環境を整えることが重要です。自分自身の強みと課題を正しく認識し、取り組むことで、システムエンジニアとして活躍することができる可能性があります。

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システムエンジニアの業務内容

要件定義・設計

要件定義では、ユーザーからの要望や問題点をヒアリングし、システムがどのような機能を持つべきか、どのようなデータを扱うか、どのようなセキュリティ対策が必要かなどを明確化します。設計では、要件定義を基に、システム全体のアーキテクチャやデータベース設計、画面設計、プログラム設計などを行います。設計段階でシステムの全体像を明確化することで、後のプログラム開発やテスト、運用・保守作業を円滑に進めることができます。

プログラミング・開発

プログラム開発では、設計で作成された仕様書をもとに、プログラミング言語や開発フレームワークを使用してプログラムを作成します。開発中は、コーディング規約に従い、可読性の高いコードを書くことが求められます。また、開発が進むにつれて、テストやデバッグを行いながら、プログラムの改善を行っていきます。

ネットワーク構築・運用

ネットワーク構築では、ネットワーク設計、セキュリティ設計、LANやWANの構築などを行います。運用では、ネットワークの監視やトラブル対応、パフォーマンスの監視や改善などを行います。また、ネットワークの障害が起きた場合には、速やかに対応し、システムの稼働率を高めることが求められます。

サーバー管理・運用

サーバー管理では、サーバーの構築、運用、監視、メンテナンス、トラブル対応などを行います。サーバーには、ウェブサーバーやデータベースサーバー、ファイルサーバーなどがあり、それぞれの役割に応じた設定や管理が必要です。また、運用中に障害が発生した場合には、速やかに対応し、サーバーの稼働率を高めることが求められます。

データベース管理・運用

データベース管理では、データベース設計、データの取り込み、データの更新や削除、バックアップや復旧などを行います。データベースには、企業の顧客データや在庫管理データ、財務会計データなどが格納されており、データの正確性や安全性が求められます。また、運用中に障害が発生した場合には、速やかに対応し、データベースの稼働率を高めることが求められます。

セキュリティ対策

セキュリティ対策では、システムの情報セキュリティを確保するために、アクセス制御、暗号化、マルウェア対策などを行います。また、不正アクセスの監視や対策、社内規程の策定なども行います。情報漏洩やサイバー攻撃などの被害が発生しないよう、常に最新のセキュリティ技術に精通している必要があります。

プロジェクトマネジメント

プロジェクトマネジメントでは、プロジェクトの進捗管理、品質管理、予算管理、スケジュール管理、リスク管理などを行います。プロジェクトマネジャーやプロジェクトリーダーと協力して、プロジェクトを遂行し、期限や品質に対して責任を負います。

ユーザーサポート

ユーザーサポートでは、ユーザーからの問い合わせやトラブルに対応し、問題解決のためのサポートを行います。ユーザーとのコミュニケーション能力が求められるため、丁寧かつ明確な対応が求められます。

以上が、システムエンジニアが行う代表的な業務内容です。業務内容は企業やプロジェクトによって異なる場合がありますが、ここで紹介した業務が基本的なものとなります。また、近年ではAIやIoTなどの最新技術の導入や、クラウドサービスの利用が進んでおり、システムエンジニアは常に最新の技術に対して興味を持ち、学習を続けることが求められます。

【この仕事に興味がある方は！】

システムエンジニアの１日スケジュール（例）

時間帯	概要	業務内容
9:00 – 10:00	朝礼	多くの企業では、毎朝チーム全員での朝礼が行われます。その日の業務内容や進捗状況の報告、今後のスケジュールの共有などを行い、全員が同じ情報を共有します。
10:00 – 12:00	業務対応	システムエンジニアは、システムの開発や保守、運用など多岐にわたる業務に対応するため、一日の大半をPCと向き合って業務に取り組みます。この時間帯は、プログラミングやシステム設計、データベースの運用管理など、業務内容によって異なります。
12:00 – 13:00	昼食休憩	昼食休憩は、リフレッシュするための大切な時間です。同僚との会話や、ちょっとした運動などでリフレッシュし、午後の業務に向けてリフレッシュします。
13:00 – 16:00	業務対応	午後も引き続き業務に取り組みます。この時間帯は、設計や開発、テストやデバッグ、顧客との打ち合わせやレビュー、報告書の作成など、業務内容によって異なります。
16:00 – 17:00	進捗報告会議や打ち合わせ	進捗報告会議や打ち合わせが予定されている場合には、この時間帯に行われることが多いです。プロジェクトマネージャーやチームリーダーとの報告や打ち合わせ、次の日の業務内容の確認などが行われます。
17:00 – 18:00	残業や自己学習	システムエンジニアは、業務外の時間でも最新技術やスキルアップのための自己学習が求められます。また、プロジェクト進捗によっては残業が必要になる場合もあります。

WEB・ＩＴ業界向けの転職サイト・エージェント比較表

サービス名	＠ＰＲＯ人	キッカケエージェント	社内SE転職ナビ
運営会社	株式会社エスアイイー	株式会社キッカケクリエイション	アイムファクトリー株式会社
おすすめ度	★★★★★	★★★★★	★★★★★
料金	無料	無料	無料
対象	首都圏のITエンジニア	IT／Web系エンジニアの経験者	男女エンジニア（20.30.40代）
エリア	首都圏	全国	関東圏
特徴	IT職種・業界に特化	IT人事YouTuberのモローがプロデュース	社内ＳＥ特化
公式サイト

日本のＩＴ人材需給の状況

IT 人材供給の試算結果

計算式と前提に基づいて試算されたIT 人材供給（数）の年次推移は図 3-6 のとおりである。新卒人材（IT 人材としての新卒就職者数）の増加に伴い、IT人材数（供給）は2030 年まで増加傾向となり、2030 年のIT 人材数は、2018 年から10.2万人増の113.3 万人となる。平均年齢は、直近では微増傾向となるが、IT 市場への新卒人材の増加に伴って40 歳付近で横ばい傾向となり、2025 年以降は微減傾向を示す。

IT 人材数（供給）の推移

（出所）2015 年は国勢調査による、2016 年以降は、試算結果をもとにみずほ情報総研作成IT 人材の年齢分布をみると、2015 年には35～39 歳の割合が最も高いが、2020 年には、40～44 歳の割合が最も高くなり、30～34 歳の割合が11.2%まで低下する。また、50～54歳の割合は11.7%、55 歳～59 歳の割合が8%を超える。2030 年には、新卒人材のIT への流入に伴い、若手IT 人材の割合が増加し、25～29歳及び30～34 歳の割合が最も高くなる。他方、50～54 歳の割合も高く、2 つのピークを持つ年齢分布になると試算される。

出典元：経済産業省