この記事では通所リハビリへの就職・転職をお考えの方に、通所リハビリの具体的な内容を介護業界経験者が解説していきます。
この記事を読んでいただき、読者の方が少しでも前向きに歩んでいただければ幸いです。人生は一度きりですので、後悔しないための道をしっかりと選んでいきましょう！
この記事を読んで理解できること
- 通所リハビリという仕事の特徴
- 通所リハビリのメリット・デメリット
- 介護保険制度の通所リハビリの位置づけ
通所リハビリへ就職・転職した方が良い人＆しない方が良い人
通所リハビリに向いてる人
通所リハビリに転職するためには、まずはリハビリ職種の資格を取得することが必要です。具体的には、理学療法士、作業療法士、言語聴覚士のいずれかの資格を取得することが求められます。また、看護師の資格を持っている方でも、通所リハビリに転職することができます。
リハビリに関心がある人
通所リハビリは、患者様がリハビリを通じて自立した生活を送ることを目的としたサービスです。そのため、患者様の身体や精神面の状態を改善するために、リハビリテーションに関する知識やスキルが必要です。そうしたリハビリに興味がある人に向いていると言えます。
患者様と向き合うことが好きな人
通所リハビリでは、患者様と直接向き合い、コミュニケーションを取ることが多くあります。そのため、患者様と向き合うことが好きで、人と接することが得意な人に向いています。
チームで働くことができる人
通所リハビリは、リハビリ専門職だけでなく、介護職員や事務職員などが一体となって、患者様に対するサービスを提供することが多いです。そのため、チームで働くことができ、協調性がある人に向いています。
リーダーシップを発揮できる人
通所リハビリでは、リハビリ専門職のリーダーや管理職が、施設の運営やスタッフの指導などを行うことがあります。そのため、自分自身だけでなく、周りのスタッフを指導し、チームを引っ張っていくことができるリーダーシップがある人に向いています。
前向きな姿勢で働ける人
通所リハビリには、患者様の持病や障害による課題が多数あり、一筋縄ではいかないこともあります。しかし、そうした課題に対して前向きに取り組み、患者様の生活をより良くするために、自ら学び、成長する姿勢がある人に向いています。
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通所リハビリに向いてる人
コミュニケーションが苦手な人
利用者とのコミュニケーションが非常に重要な役割を担っています。利用者に寄り添い、細やかな気遣いや心配りが求められます。コミュニケーションが苦手な場合は、この職種に向かないかもしれません。
フレキシブルな対応が苦手な人
利用者のニーズに合わせて柔軟な対応が求められます。また、予定が変更されることが多く、臨機応変な対応が求められる場合があります。フレキシブルな対応が苦手な場合は、この職種に向かないかもしれません。
チームワークが苦手な人
複数の職種のスタッフが協力して運営されています。チームワークが苦手な場合、スムーズな運営に支障をきたす可能性があるため、この職種に向かないかもしれません。
職務内容に不満がある人
利用者のリハビリに重点が置かれますが、その他にも様々な業務があります。職務内容に不満がある場合は、この職種に向かないかもしれません。
給与面での不満がある人
介護報酬に基づく支払いが中心で、一般的に介護施設の中でも比較的低い給与水準となっています。給与面に不満がある場合は、この職種に向かないかもしれません。
上記の内容を読んで自分に合っていないと思った場合は他の職種を探してみても良いかもしれません。
通所リハビリへ就職・転職したい方のおすすめ介護系転職サイト
複数の転職サイトに登録するがおすすめです！求人情報の範囲が広がり、応募先企業の多様性が増えます。それに伴い自身の条件に合った求人（待遇面や環境など）が見つかる可能性が高くなるからです。転職サイトに登録する事は、自分自身のキャリアアップを目指すうえで有効な手段の一つなので、下記におすすめの転職サイトを掲載したので参考にしてみてください！
１．レバウェル介護（旧：きらケア）
介護の求人・転職・募集なら【レバウェル介護】では、介護業界に精通したアドバイザーが自身の希望する条件に沿って転職のサポートをしてくれます。豊富な求人から詳しい情報を提供してくれるため、安心して様々な求人を選ぶことができます。また、就業後も相談に乗ってくれるなどの手厚いアフターフォローも魅力です。
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レバウェル介護（旧：きらケア）の口コミ評価
レバウェル介護（旧：きらケア）という求人サイトです。 信頼できる求人サイトを検索してたら そこに行き着きました。 職場と自分の間に入ってくれるエージェントの方に自分の条件等伝え 紹介していただいた施設で今は働いています。
出典元：Twitter
レバウェル介護（旧：きらケア）は、介護関連に特化した転職サイトです。専門のアドバイザーが面接に同行してくれたり、条件交渉をしてくれたりするので、初めての転職で不安がある人でも安心して転職活動を進められます。
出典元：Twitter
２．ケアジョブ
『ケアジョブ』では、専任のキャリアアドバイザーが登録・紹介・入職後のアフターフォローまで一切無料で対応してくれます。とても心強いサポート体制が構築されています。訪問介護の求人情報に関しても全国の好条件・高待遇の求人情報が満載です。また、非公開求人も多数あるので自身の希望に合った職場が見つかります。
【介護職専門の転職サイト ケアジョブ】
ケアジョブの口コミ評価
31歳女性の場合
前職は、有料老人ホームで4年間勤務。今の施設よりも介護度の高い特別養護老人ホームでスキルアップをしたいと思い転職を考えていました。友人からの勧めでケアジョブに登録をしてみたところ、担当者の方がとても丁寧な対応で私の要望を的確に聞いて下さいました。すぐに希望通りの求人を複数用意していただき、その中で最も介護スキルが身につく施設に応募することに決めました。応募にあたって、履歴書の添削から面接のアドバイス、面接同行まで心強いサポートでスムーズに入職をする事が出来ました。今は希望していた特別養護老人ホームで勤務することができ、とても満足いく転職ができました。本当にありがとうございます。
出典元：ケアジョブ公式サイト
29歳女性の場合
出産を機に前職を退職しましたが、子供が２歳になり再就職を決意しました。託児所のある施設で夜勤はなし、土日は休みが欲しいと厳しい条件で探していましたが、忙しいこともあり自分では条件通りの施設を見つけることができなく、ネットで見つけたケアジョブに登録してみる事にしました。担当のキャリアアドバイザーの方に厳しい条件である事を承知で希望を伝えてみました。託児所があり、夜勤はなし土日休みで残業も少なく自宅から近くで子育てに理解のある施設と希望をだしてみましたが、担当のキャリアアドバイザーが親身に話しを聞いて下さり、条件通りの求人を用意していただき、入職することができました。私だけでは、施設の内部事情まで把握する事はできなかったのでケアジョブにお願いして本当に良かったと思っております。今は入職して半年が経っていますが、本当に子育てに理解のある人達ばかりで安心して仕事を続けることができています。
出典元：ケアジョブ公式サイト
３．かいご畑
『かいご畑』では、専任の人材コーディネーターが希望に沿った訪問介護の求人を紹介してくれます。また、求人情報だけでなく、介護業界に関する情報や介護職のキャリアアップ情報、専門家による相談窓口なども提供しています。求人情報の検索機能も充実しており、自分の希望条件に合わせた求人情報を探しやすいというメリットがあります。
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転職サイトやエージェントは、多数の求人情報にアクセスできることやキャリアアドバイスの提供、スピーディーな求人紹介、面接対策や交渉支援の提供、そして無料で利用できることが挙げられます。これらの利点により、自分に合った求人を見つけやすくなったり、転職活動を効率的に進めることができます。
通所リハビリってどんな仕事？
具体
通所リハビリテーションは、できるだけ居宅でその能力に応じ自立した日常生活を営めるよう生活機能の維持または向上を目指し、介護老人保健施設・介護医療院や病院・診療所が、在宅の要介護者に通ってきてもらい（または送迎を行い）、理学療法、作業療法などの必要なリハビリテーションを提供することで、利用者の心身の機能の維持回復を図るものです。対象者は、病状が安定期にあり、通所リハビリテーションで、主治医が認めた要介護者に限られます。
通所リハビリの平均月給
参照：厚生労働省【令和3年度介護従事者処遇状況等調査結果】
| 平均給与額等（時給・非常勤の者） | １３５，４８０円 |
| 平均給与額等（月給・常勤の者） | ２９７，９８０円 |
サービス担当者
介護老人保健施設・介護医療院・病院による設置と診療所による設置で職員、特にリハビリテーションの専門職の配置要件に差があります。
| 介護老人保健施設等 | ・医師を１人以上（専任・常勤）・理学療法士、作業療法士もしくは言語聴覚士または看護職員（看護師・准看護の資格を有する者）もしくは介護職員 →利用者が10人以下の場合は、１人以上（専従） →利用者が10人を超える場合は、利用者10人あたり１人以上（専従） ※常勤、非常勤の定めはありません・上記の理学療法士等のうち、もっぱらリハビリテーションの提供にあたる理学療法士、作業療法士または言語聴覚士を、利用者が100人またはその端数を増すごとに１人以上 |
| 診療所 | ・医師 →利用者が10人以下の場合は、１人以上（専任）。利用者数は、医師１人に対して１日48人以内 →利用者が10人を超える場合は、１人以上（専任・常勤）・理学療法士、作業療法士もしくは言語聴覚士または看護職員（看護師・准看護の資格を有する者）もしくは介護職員 →利用者が10人以下の場合は、１人以上（専従） →利用者が10人を超える場合は、利用者10人あたり１人以上（専従） ※常勤、非常勤の定めはありません・上記の理学療法士等のうち、もっぱらリハビリテーションの提供にあたる理学療法士、作業療法士または言語聴覚士または通所リハビリテーションもしくはこれに類するサービスに１年以上従事した経験を有する看護師を、常勤換算法で0.1以上 |
厚生労働省が令和元年11月に実施した実態統計によれば、病院・診療所が55％、介護老人保健施設が45％、介護医療院が0.002％を占めていることがわかります（厚生労働省「介護給付費等実態統計（月報）」（令和１年11月））。介護職員の配置要件に差はないものの、設置主体が介護老人保健施設・介護医療院・病院は診療所よりもリハビリテーション専門職の配置要件が重く、より手厚いリハビリテーションを受けられることがわかります。
【介護職専門の転職サイト ケアジョブ】
通所リハビリテーションのアレコレ
どんな人が利用するの？
前出のとおり“対象者は、病状が安定期にあり、（～略～）主治医が認めた要介護者に限られます”とあります。具体的には、維持期リハビリテーションを提供するもので、具体的には次のような要介護者が想定されます。
- 脳血管疾患やパーキンソン病、関節リウマチなどで身体機能に障害がある人
- 認知症の行動・心理症状（＝BPSD）があったり、理解力や判断力の低下している認知症の人
- ＡＤＬ（＝日常生活動作）、ＩＡＤＬ（手段的日常生活動作）の維持・回復を図りたい人
- 摂食･嚥下（＝食べる･飲み込む）障害、口腔機能の低下のある人
- 言語障害などでコミュニケーションに問題のある人
- 低栄養状態にあり、体力の低下している人
- 閉じこもりがちで社会交流の機会の乏しい人 などなど
要支援者に向けたサービスのある！
通所リハビリテーションで提供されるサービスの内容はおおむねそのままに、要支援（要支援１・要介護２）の認定を受けた方でも利用できるサービスが「介護予防通所リハビリテーション」です。
要介護者向けのサービスの目的が“自立した日常生活を営めるよう生活機能の維持または向上”であるのに対して要支援者向けのサービスは“介護予防を目的”として提供されます。
通所リハビリテーションに必要なスキルとノウハウ
求められるスキルと求められるノウハウ
通所リハビリテーションを利用する方の目的は“専門的なリハビリテーションを受けてより元気になる”ことが大半を占めますが、中には “自宅で入浴ができないので、入浴に必要な身体の動きを取り戻せるようなリハビリテーションを受けながら入浴のサービスを受けたい”等、単にリハビリテーションだけでなく、自宅等での生活上の課題を抱えながら利用を希望する方も少なくありません。
食事や入浴、排せつ等の支援は主に“介護職員”の役割となりますが、他のサービス、特にデイサービスと比べると、利用者本人の持つ能力や機能（＝残存能力･残存機能）を引き出しながら支援する力がより強く求められるでしょう。
【介護関係の資格を取るならシカトル】
通所リハビリテーションの一日スケジュール（例）
通所リハビリテーションはイサービスのサービス内容と概ね大差ありません。
| 時間帯 | 業務内容 |
|---|---|
| ８時30分 | 出勤 |
| ８時35分 | 朝のミーティング |
| ８時45分 | 送迎出発（４件ほど） |
| ９時45分 | デイサービス到着・バイタル測定 |
| 10時00分 | 朝の挨拶・入浴支援 |
| 10時15分 | 体操の展開 |
| 11時00分 | レクリエーションの展開 |
| 11時45分 | 口腔嚥下体操 |
| 12時00分 | 昼食提供・食事介助 |
| 12時30分 | ＝休憩＝ |
| 13時30分 | 入浴支援 |
| 14時30分 | 趣味活動の見守り |
| 15時00分 | おやつの提供・食事介助 |
| 16時00分 | 送迎出発 |
| 17時00分 | デイサービス帰所・レクリエーショングッズ作り |
| 17時30分 | 退社 |
通所リハビリテーション向けの転職サイト・エージェント比較表
| サービス名 | レバウェル介護 （旧：きらケア） | ケアジョブ | かいご畑 |
|---|---|---|---|
| 運営会社 | レバレジーズ株式会社 | 株式会社メディカルジョブセンター | 株式会社ニッソーネット |
| おすすめ度 | ★★★★★ | ★★★★★ | ★★★★★ |
| 料金 | 無料 | 無料 | 無料 |
| 対象 | 介護職全般 | 介護職全般 | 介護職全般 |
| エリア | 全国 | 全国 | 全国 |
| 特徴 | 万全のサポートサービス | 非公開求人多数 | 未経験・無資格ＯＫ |
| 公式サイト | レバウェル介護 正社員紹介  | ケアジョブ | かいご畑 |
介護職の働き方について
介護職は、高齢化社会の進展に伴い重要性を増しています。介護職は、高齢者や障害者の日常生活の支援を行う仕事です。働き方は、施設や在宅など多様ですが、共通して求められるのは人間性やコミュニケーション能力です。また、夜勤や休日出勤もありますが、フレキシブルな働き方も増えています。労働環境や報酬は改善されてきていますが、負担が大きくなることもあります。自己ケアやスキルアップも重要です。介護職はやりがいと尊さを感じる仕事であり、社会の支えとして重要な存在となっています。
介護職は、利用者の方を笑顔にする事のできる魅力のある仕事です。介護職の種類も多く、自分に合った働き方の職場を見つけることも可能です。また、介護系の資格も沢山あり、資格取得・スキルアップの目標を立てて、モチベーション高く働くこともできます。
通所リハビリの魅力は、患者さんと長期的な関係を築き、その人に合ったリハビリプログラムを提供することができる点や、患者さんの日常生活に密着したリハビリができる点が挙げられます。また、専門的な知識や技術を磨くことができるため、キャリアアップにもつながるでしょう。さらに、通所リハビリを通じて、患者さんやその家族から感謝されることで、やりがいや達成感を得ることができます。この記事を読んで少しでも興味が湧いた方は是非とも通所リハビリの就職・転職を検討してみてください！最後までお読みいただきありがとうございました！
